休日の昼下がり。 [with dailing]
金曜日の夜。
彼の体調に異変が。心臓が苦しいらしい。不整脈。
高校生の頃から不整脈はあったらしいのだけど、こんなに長く続くのは初めてで。
次の日かかりつけのお医者様へ。診療後、紹介状を書いて頂き、呼吸器科の専門医へ。
循環器科
”心房細動による不整脈”
点滴を打ってもらうも治らず、血液をサラサラにするお薬を処方してもらい、自宅療養。
この週末に様子を見て、月曜に改めて心電図を取ってみるのだとか。
本人曰く「そんなに心配しなくても大丈夫だって!」って明るい・・・
そうは言っても、そんなに単純なはずはない。不整脈で脈が止まっている時間が長くなってしまうと、血栓ができてしまうから。ね?全然平気じゃない。
血液がドロドロしているわけでも、高血圧なわけでもなくて、高校生の頃からたまにあった不整脈を特にお医者様に見せるわけでもなく(お医者様に行く時にうまく不整脈になってくれないから見せられなかったのだとか。)今まできてしまったから、心臓が不整脈になる癖がついてしまったんですって。
彼のご両親を始め、家族はしばらく心配を抱えることとなってしまった。。
そう言うわけで、久しぶりの家族揃っての休日の昼下がり。
彼はおとなしく行動していれば、動悸も激しくならないから・・・と私をデートに誘ってくれた。
でも何だか心配。。こんな時くらいゆっくりお休みしてもらわないと。(もちろんデートだってこんな事でもなければできなんだけれど・・・)デートはまた今度ね☆
リビングに日差しが差し込む昼下がり。。ホッとする。 彼はクーラーを効かせて畳の上でお昼寝☆きっと近い将来、隣にはおチビちゃんが一緒になってスヤスヤ眠るんだろうね☆こういう時、本当にシアワセだなぁって思う。。。
私は隣でお洗濯物をタタム。。
なあーんだ。。buzzまでお昼寝?気持ち良さそうね☆
早く彼の身体が治りますように。。。そうじゃなきゃ100%シアワセとは言えないものね☆
結婚というカタチ。 [with dailing]
世の7割の男性がこの3つの理由のどれかで結婚を決めていると私は思ってるの。
- ”できちゃった結婚”
- 付き合いはじめて勢いで結婚
- 「結婚するか別れるか」2択で結婚
もっときちんとプロポーズしてあげなきゃだめよね!
まあ私の彼がどうだったかはここでは言わないわ☆
ところで、女性の私はなぜ結婚したのか・・・
元々私はどちらかといえば恋愛体質。
ずーっと付き合い始めの頃のようにラヴラヴじゃないとダメなの。(気持ち悪いでしょうが。。。)
だから世間で言う”結婚”というものが、何となく長く付き合ってるから・・・とか、なあなあで・・・とか、もうそういう歳だから・・・とか、世のしきたりにならってというようなものならしていないと思う。
私の場合、結婚したいと思ったのはただ単純に”いつも一緒にいたい”から。
私たちの場合付き合い始めてすぐに「結婚しよう」と決めたのは、ただ一緒にいたかったから。
私はパラサイトシングルだったから、20代後半になっても彼のお部屋に泊まりに行くとなると、両親ともいい顔はしなかったの。 「そんな中途半端をするなら早く結婚しなさい」と。
だから結婚しようと思ったの。
それでもすぐに結婚したわけじゃなくって、結局できたのは付き合って5年目に入ってから。どうしてそれまで結婚できなかったかというと、お互い結婚資金を貯められずにいたから。彼は一人暮しで、貯金とは縁のない生活をしていたし、私は私で20代の女性らしく欲しい物をそこそこ買っていたから。
そんな中、最終的に「結婚しましょう」ってなったのは、やっぱり年齢。子供を産むことが、年齢的にいつでもいいのだったら、もう少し遅くてもよかったと思うくらいだもの。
だから早く結婚しないと私の人生設計が危ぶまれそうだったの!
子供が欲しかったから30歳までには結婚したかった。子供は2人以上欲しい・・・そう考えると一人目は少なくとも30代前半には産んでおかなきゃならないでしょう?
そして私が”この人”って決めた理由。
- 何より一緒にいたいと思った人だから。
- 彼と一緒なら同じ価値観で子供を育てられると思ったから。
- 彼のご家族が好きだったから。
結婚の意味の一つに”子供に責任を持つこと”があると思うの。
一人の人間をこの世に産み落とすわけだから、社会人として最低限世の中に迷惑をかけない人間に育てるという義務を負うわけで。 そのパートナーとして彼なら、って思ったの。 それと彼のご家族。 彼のご家族と私の家族と私たち・・・みんなで育てられれば少なくとも、世の中に迷惑をかける大人にはならないように育てられるような気がしたから。(もちろんどちらの両親とも完璧な人間ではないけれど。)
私にとっての社会的な結婚の意味とはそういうもの。ただ社会に対して”この人間とこの人間が育てた人間です”っていう責任を取る為のもの。そうじゃなければ結婚という形でなくても、一緒にいられるならよかったと思う。 そういう意味では、「もし私に子供が産めなかったら離婚してね」と彼には言ったことがあるの。 彼には拒否されたけれど。。
だから結婚した今でも、これは恋愛の延長だと思っているし、恋愛に結婚という形式がプラスになっただけ。 恋愛していたら2人の子供が欲しくなって、子供が欲しいから”子供に対して社会的に責任を負うつもりです”っていう意思表明の為の結婚というか。。。 恋愛じゃなくなったわけじゃない。 今でもデートする為のお休みが一緒じゃないことだけが不満だし、一緒に歩く時は必ず手を繋ぐし、一人で眠りたいと思ったことはないし、1日何度でも愛情を表現するし。きっと指輪がなければ結婚しているなんて分からないと思う。
そして、何より周囲の人たちがそれを認めてくれてる。
「あなたたちは何年経っても、付き合いたてのカップルみたいね」って☆
そういう関係を持続していける人だと思ったから結婚したの。
私たちの結婚とは、私たちカップルにはそういうカタチ。
世の結婚がどういうものだか知らないけれど、少なくとも私たちには結婚したからって変わった事なんて全くなかったと思う。(生活のリズムは多少変わったけれど。) 会社でも「結婚したら知らなかったことが出てくるんだぜ」と付き合って10年で結婚した男性に言われたけれど、ぜーんぜんそんなのなかったし(まだ出てきてないだけかしら?)。
結婚したせいで何かを犠牲にしたかしら?
私の睡眠時間と、家族と過していた時間くらいかしら。別にそれくらい大したことじゃないわ。 他に・・・自分の事をやる時間?これは週末がほとんど自分の時間だから問題ないわ。それがほとんど家事に費やされたとしても、一人暮らしをしているのと変わらないし。 彼の為、っていうより私の為。 彼が人様にこう見えて欲しくないから私がこうする、と言う感じ。彼の為にすることを”犠牲”とは思わない。 だってやってあげたいんだもの! こうしたら彼が喜ぶかも♪って思ったら進んでやってあげたくなっちゃう! 好きな人の喜ぶ顔を見るのって何よりのシアワセよね! そういうのは犠牲とは言わないもの。 私はむしろ、彼を一人にしないですむ事ができて安心できたくらい。 私にとっての”彼の一人暮し”は心の痛むものだったから。 彼は「一人で外でご飯食べるの全然平気」って言っていたけれど、私にはそれが一番悲しかった。 その後姿を想像するとね・・・ちょっと物悲しい。 まあ、男性には余計な気遣いなのでしょうけれど。
ただ一つ。
海外へ留学してみたかったのだけは実現できなかったな。それと自分の将来の夢。実現に向けてのスピードがかなり遅くなったかも。でもどちらも結婚のせいではないし、私が彼から離れられなかっただけだから、私自身の問題だわ。将来の夢への道が遅くなっているのも私自身がサボっているせいだから。結婚のせいじゃない。
そんな訳で、私の結婚観はこんなだから、彼の事を”夫”とも”旦那さん”とも”主人”とも呼びたくないの。どの言葉もピンとこない。。。まあ、世間という人様の前に出ればそれなりに申しますけれど、基本的にはパートナーだから。だから”彼”。
多分、子供ができても変わらないと思う。わからないけれど。。。でも彼のこと「お父さん」と呼ぶ気はありません。彼にも「お母さん」と呼んで欲しくはないし。お互い一人の人間で、ちゃんとした名前を持っているのだから、ぜひその名前で呼び合いたいものだわ。そしてずっとこのままの2人でいられたらいいと思う。
彼が待ち望んでいる未来の分身と一緒に☆
気持ちのいい風に誘われて♪ [with dailing]
とっても春らしく、ちょっと汗ばむくらいの陽気だった今日。
夜になっても暖かく、頬を撫でる風がとっても気持ちがいい☆
そこで、今晩は家事をサボって外食に決定!
名づけて・・・
”buzzのお散歩がてら夜桜を見て歩いてゴハンを食べに行こう”ツアー♪
お店まで片道30分のお散歩デス☆
途中の桜(のうちの1本)
テクテク歩いて、ちょうどお腹がいい感じで到着。 私が今まで食べた中で一番おいしいと思うタコス! とチーズハンバーグ♪ よだれ出ちゃう☆
このチーズハンバーグなんて、オニオンサラダ+ハンバーグ+パンorライス+ドリンクで¥980!!! この満足感♪
すっかりお腹もいーっぱい(ふぅー・・・)になって、消化するべくひたすら歩け歩け大会! 往復1時間歩いても、プラスかしら・・・お肉ニナル。(泣)
*先週末ようやくカメラ付の携帯にチェンジしましたので、遊びたくて写真をたくさん撮っちゃってマス♪
ある日の会話。 [with dailing]
3月5日(土)
彼「あ?この牛乳、賞味期限切れてる・・・まっ、3日ならいっか。」
トクトクトク・・・グラスに注いでゴクゴク飲む。
私「冷たいまま飲むの?私、今朝それより前のをホットミルクにして飲んじゃった☆温めたから大丈夫だよね?」
彼「クククッ(笑)コロちゃん、何言ってんのぉー!中途半端にあっためたら、菌を余計に繁殖させちゃうんじゃん!ばっかじゃないのぉー!(笑笑笑)」
私「あっ・・・」
むしろ温めない方がよかったのか・・・シッパイ。
おまじない効果を侮るなかれ☆<実践> [with dailing]
だーいすきなお酒まで飲んじゃってマース☆
次の日、私は耐え切れず通常に戻ったかのように、彼より先にベッドへ行ってしまいました。 いつものように目が閉じちゃったから・・・まったくドウシヨウモナイ。
彼は一人実践したようです。。。名づけて<リュック作戦>
ご丁寧にパジャマに空のリュックをしょって
「buzzちゃん、出かけてくるからねー。いい子でお留守番してて。すぐに帰ってくるからね。」
と言って、就寝。
・・・・・・・・・
その次の日の朝はいとこの結婚式。 私は着つけ&髪のセットがあるので朝、いつもより早く起きました。 彼は私より1時間程遅くてかまわないので、起こさずにシャワーを浴びる仕度をしていたら・・・
「ちょっと来てみて♪」 起きてきた・・・いつの間に?
buzzのゲージへ・・・
”うっわーーー☆ ほんとーにキレイ☆ シーツに皺一つないわぁ・・・”
「ねっ!だから言ったでしょう!!buzzちゃんはちゃんと分かってるんだよぅ♪」 ←自慢気!!
ハイ。マイリマシタ。
おまじない☆ [with dailing]
「もうコロちゃんがリュックしょってこなかったから今日のbuzzちゃん大荒れだよぉー!!」
なぁに朝から~?
「昨日寝るときにちゃんとリュックしょって”いい子でお留守番しててね”っておまじないかけてきてって言ったでしょー!」
彼の言い分はこう・・・休日に彼が外へ出かける際、彼は自転車で行動する事が多いので、大概リュックをしょって出かける。 で、帰ってきて地獄絵図を見るのは嫌だからbuzzにおまじないをかけて行くのだと。
「buzzちゃん、いい子にしててね。お留守番ね。すぐに帰ってくるからいい子にしてるんだよ。」
・・・・・
ただいま~♪ あ~♪いい子だったねー♪ 「おまじないかけていくと本当にいい子で待ってるんだよ!」(←呆れるほど親バカじゃなぁい?)のだそう。
それで、いつもは私の方が先にベッドへ行ってしまうからよかったんだけど、昨日はインフルエンザの彼は私より先にベッドへ。 その時残していった言葉がね・・・
「この部屋出る時リュックしょって出てきてよ!(いいアイデアを思いついた時の顔!)で、いい子でお留守番しててっておまじないかけてきて!そうしたら明日の朝ぜーったいキレイなままで、本当にいい子にしてるはずだからさぁ~♪」
・・・・・・・・・・うん、わかった。
ええ゛ー・・・寝るのにリュックしょっていくの~。ちょっとバカバカしいなぁー。 でも本気でそう思ってるんだろうなー。 すごいまっすぐというかお馬鹿というかカワイイというか。 ふふふ☆おもしろい☆
この夜に限らず、毎朝出かける時ももちろん必ず”おまじない”をちゃんとかけて行くのよ♪ 「いい子で待っててね。」って。 実家の妹たちは”いい子”って呼びかける事自体「バカじゃないの?」って扱いなのに。 はあーバカップルだわ私たち! 我子ならまだしも、かなりやんちゃな犬、所詮お犬様なのにぃ。 その子におまじないかけて出かけるなんて・・・きっと笑い話だわ☆
で結局。 やっぱりちょっとバカバカしくてリュックをしょってお部屋を出なかったので。 今朝のゲージ内はお祭り騒ぎだったという訳。
おまじない効果を侮るなかれ☆
*あ。コロちゃんていうのは私のことね。ちなみに。
今夜はおうどんよー♪ [with dailing]
インフルエンザに侵された彼は今日も不調だったようです。
お薬が効いている時はかなり饒舌だったらしいのだけど、お薬がきれてしまった途端、ガタッと身体が重くなるのだとか。 かわいそうに。
「お休みすればいいのに」って言ったのだけど、男の人はそう簡単にお休みをしないよね。 仕事を選ぶ! かっこいいけど、気の毒な社会だなーとも思うわ。 しかも、今日は大事なお客様に呼ばれていたんですって。 そんな日に限って、会社での不手際・不始末が目立って頭にきちゃったんだって。 それで、ぐわーってマシンガントークをし始めたら、同僚に「元気だね・・・」と。 大変よねームリしててもしてるように見えないなんて☆ せめて私だけでも彼を労わってあげようっ!
というわけで、今夜のメニューは”おうどん”です☆
体力が低下しないように、そして雪が残るこんな寒い日には、身体がポカポカと温まって栄養のあるものを! 私の実家のレシピ(想像なんだけど)で。 昆布と鰹節でお出汁をしっかりとって、鶏肉・玉葱・椎茸を入れます。 椎茸からもいいおダシが出るのよね♪(ちなみに彼は椎茸のおダシが嫌いです。においがキツイからですって。) それで煮立って鶏肉に火が通ったら、お醤油・お塩・みりん・お砂糖・日本酒で味付けをします・・・どうかしら? 最終的な味の決めはいつも彼にしてもらいます。 彼が”おいしい”と思えるように。(我家は彼のほうがレパートリーが多いのデス。そして彼のほうがお上手♪えへ。) 仕上げにタマゴを一つ落として・・・半熟♪
器にもって、細ねぎたーっぷり&七味をかけてイタダキマス。
「うん、ウマイ!」
よかったー☆ ちゃんと食べて温まってお薬飲んで早く眠って。
おやすみぃ☆ちゅ☆
結婚する前いつも心配だったのが、彼がお夕飯を一人で食べなくてはならないこと。
世の多くの男性の独り暮しのお夕飯は”一人で外食”でしょう? 女性は結構自分でやってしまうけれど、男性はねぇ。 最近の男性は自分で作ったりする方が多いみたいだけど。 仕事に疲れて1日の締めくくりにお料理する気にはならないわよね。 だから、一人で外食・・・その光景を思い描いて、いつも私がいたたまれない思いをしていた。 だって何だか無性に寂しい後姿のように思えて・・・ で、”早く結婚したい”って思ってたわ。 結婚すれば、毎日一人で夕食を食べる事がなくなるでしょう。 二人で1日の終わりをアタタカイ気持ちで迎えたかったの。
風邪ひいている時なんか尚更よね。 身体の調子が悪い時って、ひどく人恋しくなるものじゃない? 私はそう。 一人でおふとんにいるなんて、誰もそばにいてくれなかったら心細くて寂しくて涙が出ちゃう☆ だから、こんな風に彼が弱っている時に、ちゃんとケアしてあげられるのは本当にウレシイ☆
ソバニイテアゲラレル。
早く良くなってね☆
とうとうきた~! [with dailing]
ついに我家にも襲撃!
インフルエンザが侵入してきた~!!!
帰りがけ、彼に何度電話してもちっとも出なくって「忙しいのねー」なんて呑気に思っていたら・・・おうちに着いてから電話がかかってきた。
「やっちまいましたよ・・・(岡引風)」
「何を?」
「ずっと電話くれてたのに出られなくてごめんね。病院に行っててさぁ。午後になってから何だか熱っぽくてだるかったから。そうしたら、インフルエンザになりかけてるって。どうりで調子悪かったわけだよねー。」
ええ゛ーーー!
実は私も昨日から気管の様子がなんだか変・・・今までとはまた違うのよ。咳は出てないのに、気管がヒリヒリする感じ。すっごい寒い日に思いっきり走って喉が切れたようになった時みたい。呼吸もなんだか苦しい気がするし。それが今日は一段とひどかったの。 会社の同僚に事情を話して、明日も様子が変わらなければ病院に行ってくるわ、って言ってきたくらい。
困ったなー。 また二人して調子悪くなったら大事だわ。 この冬3回も風邪をひいた私を、ずっと看病してくれたのは彼だもの。 今回は私がしっかりしなくちゃ! たまには甘えさせてあげなくちゃね☆(彼は年下なのにいつも私の方がなだめられてる。気がする)
本当はもっとhappyなことを書こうと思ってたのにぃー。ザンネンッ!
隣で寝ても大丈夫かしら・・・ちょっと心配。 でも人肌が1番アッタカイんですものー☆寒くしない事が1番よね☆さあ、寝ましょう・・・
日曜日には結婚式もあるしぃー
星降る夜のお散歩☆ [with dailing]
昨日の晩、久しぶりに二人でbuzzのお散歩に行った。
外は肌を刺すような冷たい風がすこおし吹いていて、空気はすっかり澄んでいた。
buzzは心踊る楽しみなお散歩に二人揃ってついてきてくれて、うれしくてうれしくて。
ハズム・ハシル・カジル・ハネル・・・
すっかりしーんとなった住宅街を、お互いのお散歩の時のbuzzはこんななんだよ・・・なんて話ながら歩いていく。
ふと、街灯がぷっつり途切れて真っ暗な空間に気づく。 空を見上げる。
”はぁー、きれーい”
そこには、普段見えづらい空の星たちがきらきらと瞬いていた。
オリオン座。
その左上の赤色に輝く星・・・
”あの光りはさぁ、何十億年も前の光が今私達に届いてるんだよね”
”うん、そうだね。果てしなく遠い昔のね・・・”
”じゃあ、あの星はもしかしたらもうないのかなぁ?”
”あれは赤いから消えちゃってるかもね。白い方がまだ生きてる星なんだよ。”
”じゃあ、白い星が消えちゃうのはもうずっと遠い未来?きっと生きてないね。地球上に人間がいないかもね・・・”
”でも、あの白いのも本当はもうなくて、今見てるのはやっぱり何十億年も前の光かもしれないね・・・”
”宇宙規模のロマンチックなお話だね・・・”
しばし主人公buzzを忘れ、宇宙スケールのロマンチストになってみる。
そこから先の足取りがすこおし軽くなっていたような気がする夜だった。
ある1つの恋の物語☆ [with dailing]
1997.7.
すこおし額に汗がにじむ頃、私は彼に出会いました。 ひとつ扉を隔てた向こう。 仕事に一段落して、その扉を開けてこちらに向かって歩いてくる・・・
”ああ・・・私、あの人ときっと将来一緒にいるわ”
それは私が視界に彼をとらえたその瞬間に私の脳裏に浮かんだ・・・直感。 よく有名人の方が「出会った瞬間ビビッと」なんていうけれど、本当にそうだったの。 一目惚れっていうのかしら。 そう思ったらなんかだ胸がドキドキしてきて、世界がスローモーションのように感じて、暑くて袖をまくってただ歩いているだけの彼が、とてもかっこよく見えたの。 彼はまだ入社したての私の事を知らず、気づかない。 私だけに恋が始まった瞬間。
それからしばらく、相変わらず彼は私の存在に気づかず、私だけが彼の姿を探していたのでした。 彼はいつもたくさんの友達の中で楽しそうに笑っていて、彼が誰からも好かれていたのがよくわかりました。 そんな彼とまだ話も出来ていないのに、初恋みたいに見かけるだけでドキドキしてた。
ある日、自分の配置から移動になる時、後ろから不意に声をかけられた、
「Sさん?だよね。」
彼だった! もうびっくりして、うれしくて、心臓が飛び出そうになってしまった! ”きゃーーーーー!” (私は彼の名前を覚えていたので)「Kくん?!」というのが精一杯。 それなのに彼はそんな私に気づくはずもなく、
「Sさんていくつ?」 なんて質問を投げかける!
「23」
「え?そうなの?ハタチくらいかと思った。」
「ホント?若く見えるんだ・・・年下のお友達が多いからかなぁ。」
「ぶっ!おもしれぇ!年下の友達がいるから若く見えるってことはないでしょう!Sさんておもしろいこというね!」
「・・・そんな笑う事ないじゃない・・・」
赤面! 初めて口をきいたのに笑いのネタを提供してしまうなんて・・・私ってなんて! 大失敗だわ・・・
そんな失敗だと思っていた心配をよそに、むしろそれが彼にはよかったらしく、仕事の配置が一緒になるたびに彼は私によく話し掛けてくれるようになった。
「ねえ、どこに住んでるの?」
「○○区、□□・・・知らないかな?」
「えーホント!オレも○○区!すっげえ偶然じゃん」
私達が勤めていたその会社は東京都のはずれ。 都心より川崎や横浜の方が近くて、私なんかはむしろ埼玉に近いほうに住んでいたので、そんな方から通っている人が私以外にいるなんて思ってもみなかった。 彼にしてもそうだったよう。 そのことをお互いに知ってから、また勤務時間も同じだったから、それから私達はお仕事のあと一緒に帰るようになったのです。
「じゃあさ、帰り一緒に帰ろうよ。」
信じられない☆ これは夢? 帰りに一緒に帰れるの? お仕事終わっても一緒にいられるの? うっわー!どうしよう!! 何話せばいいんだろ? 今日何来て着たっけ? あーあー・・・ 頭が回らない・・・
「うん。」
気の利いたお返事ができないー! あーん!どうしよう、うれしい!!
「じゃあ、終わったら着替えて外で待ってるね。」
その日、その後のお仕事はどのようにしたのか全然憶えていない・・・ 心臓が早くて苦しかった事だけは覚えているのだけど☆